WEBマガジン詳細

Webマガジン Vol.52- Feb., 2022

Column: Motion Gesture社 無償評価SDKのデモ用サンプルプログラムに静止画および動画を入力する方法

目次

  • 1.はじめに
  • 2.手順
  • 3.静止画および動画の準備
  • 4.OBS Studioのインストール
  • 5.OBS-VirtualCamのインストール ※2022/07/08追加
  • 6.OBS Studioでの静止画および動画設定
  • 7.デモ用サンプルプログラムbatファイルの修正
  • 8.デモ用サンプルプログラムとOBS Studioの起動
  • 9.OBS StudioでのVirtualCam起動
  • 10.OBS Studioでの静止画および動画切り替え

 


1.はじめに

当社が取り扱っておりますMotion Gestures社のAIベース・ハンドジェスチャー認識ソフトウェアプラットフォームにおいて、無償評価用のSDKを数多くのお客様にご利用頂いております。

評価を開始されたお客様から、「SDKの評価・検証時にカメラからの映像ではなく、任意の静止画および動画をハンドトラッキング用のデータとして入力したい」と言うご要望を頂戴しております。

今回、SDK付属のデモ用サンプルプログラムに対して、任意の静止画および動画を入力する方法をご紹介します。

前提条件としまして、デモ用サンプルプログラムをインストール済み、デモ用サンプルプログラムの操作方法を理解している、使用OSはWindows10 64bit版である、としています。

また、静止画および動画入力については、ストリーミング配信・録画ソフトウェアのOBS Studioを使用します。

次のページ

2.手順

2.手順

本章ではデモ用サンプルプログラムへの任意の静止画および動画を入力する方法の手順に関して説明します。

以下の手順により、デモ用サンプルプログラムに対して、任意の静止画および動画を入力することが可能となります。

 

・静止画および動画の用意
   ↓
・OBS Studioのインストール
   ↓
・OBS-VirtualCamのインストール ※2022/07/08追加
   ↓
・OBS Studioでの静止画および動画設定

   ↓
・デモ用サンプルプログラムbatファイルの修正
   ↓
・デモ用サンプルプログラムとOBS Studioの起動
   ↓
・OBS StudioでのVirtualCam開始
   ↓
・OBS Studioでの静止画および動画切り替え

 

上記のそれぞれの項目の内容に関しては、次章から説明します。

前のページ

目次

3.静止画および動画の準備

デモ用サンプルプログラムに入力するハンドトラッキング用のデータとして、下記のように手が映っている静止画および動画を作成する必要があります。

今回ご説明する環境では、以下のファイルフォーマットのもと、動作確認を行っております。
  静止画:jpeg(*.jpg)
  動画:MP4(*.mp4)

静止画および静止画の解像度(画面サイズ)に関しては、OBS Studioでも調整可能でありますが、拡大した場合、画像が荒くなりデモ用サンプルプログラムの認識結果に影響が出る可能性があるため、最初からデモ用サンプルプログラムで使用するカメラの解像度に合わせて作成するのが理想的です。

例えば、カメラの解像度が1280×720であれば、静止画および動画も1280×720で作成しておくべきです。

静止画および動画の作成に関しては、Windows10であればカメラアプリで作成可能です。スタートメニュー→カメラを選択することでカメラアプリが起動し、静止画および動画の撮影が可能となります。

Windows10でのカメラアプリの使用方法については、以下のWebsiteなどを参照してください。
Microsoft:カメラ アプリの使い方
NEC LAVIE公式サイト:Windows 10のWebカメラで写真/動画を撮影する方法

カメラアプリの設定にて、カメラの解像度を変更することができます。デモ用サンプルプログラムに入力する静止画および動画の解像度に合わせて変更してください。

前のページ

2.手順

4.OBS Studioのインストール

Windows 10(64bit)版のOBS Studioは以下のWebsiteからダウンロード可能です。
https://obsproject.com/ja/download

上記Websiteにアクセスし、「ダウンロード インストーラ」をクリックすることでOBS Studioのインストーラをダウンロードできます。

OBS Studioのインストール方法については、以下のWebsiteなどを参照してください。
http://takahashi-kataru.com/article/185099477.html
https://vip-jikkyo.net/how-to-download-obs

5.OBS-VirtualCamのインストール

※インターネット上で「最新のOBS StudioではOBS-VirtualCamのインストールは不要」との記載が多くありますが、MOTION GESTURES社のサンプルプログラムに入力する際には必要です。

OBS-VirtualCamは以下のWebsiteからダウンロード可能です。
https://github.com/CatxFish/obs-virtual-cam/releases

上記Websiteにアクセスし、「OBS-VirtualCam2.0.4-Installer.exe」をクリックすることでOBS-VirtualCamのインストーラをダウンロードできます。

OBS-VirtualCamのインストール手順は以下の通りです。

(1)エクスプローラー上で、ダウンロードしたインストーラをダブルクリックして起動します。

(2)下記ウィンドウが表示されるので、”I accept the agreement”を選択し、”Next”をクリックします。

(3)インストール先が表示されるので、defaultのままで、”Next”をクリックします。

(4)OBS Studioがインストール済みなので、以下のメッセージが表示されますが、”はい”をクリックします。

(5)下記ウィンドウが表示されるので、”2. Install~”を選択し、”Next”をクリックします。

(6)下記ウィンドウが表示されるので、”Install”をクリックします。

(7)途中、何回か確認用のメッセージが表示されますが、”OK”をクリックします。

(8)インストール完了後、下記ウィンドウが表示されるので、”Finish”をクリックします。

6.OBS Studioでの静止画および動画設定

準備した静止画および動画をOBS Studioで利用する手順を以下に示します。

(1)Windowsのスタートメニュー→「OBS Studio」→「OBS Studio (64bit)」を選択し、OBS Studioを起動します。

(2)右下の「設定」をクリックします。

(3)「映像」をクリックし、「基本(キャンバス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」を使用する静止画および動画の解像度に合わせて設定し、「OK」をクリックします。
※アスペクト比が16:9の場合はプルダウンメニューで選択可能。プルダウンメニューにない解像度およびアスペクト比が4:3の場合は「640×480」のように水平画素数x垂直画素数を直接キーボードから入力します。

(4)必要であれば、「プロファイル」(設定内容の保存時に使用)→「名前の変更」で現在の設定内容に合わせたプロファイル名に変更し(例えば解像度に合わせて「1280×720」や「640×480」などに変更)、「OK」をクリックして設定内容を保存します。

(5)「シーン」(画面切り替え(入力する静止画および動画の切り替え)に使用)にて、任意のシーン名をクリックして選択後、「ソース」の箇所にデモ用サンプルプログラムの入力として使用する静止画または動画ファイルをドラッグ&ドロップします。
※下記の手順でも設定可能です。
「ソース」の個所を右クリック or 「+」をクリックして「追加」→「画像」(静止画)または「メディアソース」(動画)をクリックして選択→「新規作成」で名称つけて「OK」クリック→「画像ファイル」(静止画)または「ローカルファイル」(動画)でファイル参照して「OK」クリック

(6)(5)の処理後、設定したファイルが表示されることを確認します。

(7)静止画または動画の表示にてブランクがあれば、画面サイズに合っていないため、ソース名をクリックして選択後、右クリックで「変換」→「画面に合わせる」で自動調整します。

(8)必要であれば、シーン名を右クリックして、「名前の変更」でシーン名を変更します。

(9)シーンの追加は「シーン」にて右クリック→追加のシーン名入力後、「OK」をクリックして行います。シーン追加後に(5)~(8)の処理を行い、静止画または動画を追加します。

(10)シーンとして動画を設定した場合、「ソース」にてソース名をクリックして選択した後、「プロパティ」をクリック→「繰り返し」のチェックを入れて「OK」をクリックすることで、動画の繰り返し再生が可能となります。

(11)シーンを複数設定した場合、各シーンをクリックすることで、使用する静止画および動画を選択できます。

(12)必要であれば、「シーンコレクション」(シーンおよびソースの保存時に使用)→「名前の変更」で現在のシーンおよびソースの組み合わせ名を入力し、「OK」をクリックして組み合わせ内容を保存します。
※解像度などの設定の保存は(4)で説明した「プロファイル」、シーンとソースの組み合わせの保存は「シーンコレクション」で行います。

(13)「プロファイル」・「シーンコレクション」それぞれのメニューをクリックした際、プルダウンメニューの下部に保存した項目が表示されるので、項目を選択することで切り替えることができます。

(14)各種設定完了後、「ファイル」→「終了」にてOBS Studioを終了しておきます。

7.デモ用サンプルプログラムbatファイルの修正

※デモ用サンプルプログラムbatファイルの詳細内容については、無償評価用のSDKリリース時に当社から配布しますデモ用サンプルプログラム操作マニュアルを参照ください。

既存のデモ用サンプルプログラムbatファイルに対して、カメラindexおよびカメラ入力の設定を以下のように追加します。

・カメラindexの設定:「–camera-index 1」をコマンドライン引数として追加します。

・カメラ入力の設定:「–camera-width 水平画素数 –camera-height 垂直画素数」をコマンドライン引数として追加します。

例:
既存のデモ用サンプルプログラムbatファイルが以下の内容とします。
.\hand_gestures_sample.exe –model models.dat –license license.key

→静止画および動画の解像度が1280×720とした場合は以下の設定となります。
.\hand_gestures_sample.exe –model models.dat –license license.key –camera-index 1 –camera-width 1280 –camera-height 720

8.デモ用サンプルプログラムとOBS Studioの起動

静止画および動画を入力として使用する際に、デモ用サンプルプログラムとOBS Studioを同時に起動します。なお、起動する順番は任意です。

・デモ用サンプルプログラム:Windowsのファイルマネージャ上で、「7.デモ用サンプルプログラムbatファイルの修正」で修正したbatをダブルクリックして起動します。

・OBS Studio:「6.OBS Studioでの静止画および動画設定」の(1)の方法で起動します。起動時は前回終了時の設定内容が反映されています。必要であれば起動後、「6.OBS Studioでの静止画および動画設定」の(13)の方法で「プロファイル」と「シーンコレクション」を選択します。

双方を起動した直後の状態を以下に示します。この時点ではまだデモ用サンプルプログラムに静止画および動画のデータが入力されていない状態です。

9.OBS StudioでのVirtualCam起動

デモ用サンプルプログラムに静止画および動画のデータを入力するために、OSB StudioでVirtualCamを開始する必要があります。VirtualCamの開始方法は以下の通りです。

(1)OBS Studioにて「ツール」→「VirtualCam」を選択します。

(2)VirtualCam使用時の遅延時間を最小にしたい場合は、「Buffered Frames」の数値を0に設定してください。※0設定時でもOBS Studio内での処理時間などにより、若干の遅延は発生します。

(3)「Target Camera」が「OBS-Camera」であることを確認し、「Start」をクリックします。

(4)VirtualCam開始後にデモ用サンプルプログラムに画像が表示されていることを確認します。※デモ用サンプルプログラムはdefault設定でミラー表示のため、左右が逆になって表示されます。

10.OBS Studioでの静止画および動画切り替え

「9. OBS StudioでのVirtualCam開始」でVirtualCam開始後に、「6.OBS Studioでの静止画および動画設定」の(11)で説明した方法(「シーン」にて各シーンをクリック)で静止画および動画の切り替えを行うことで、デモ用サンプルプログラムへの入力データを変更することが可能となります。

今回はOBS Studioを用いてMotion Gestures社ハンドジェスチャー認識ソフトウェアの無償評価用SDKのデモ用サンプルプログラムに静止画および動画を入力する方法をご紹介しました。

本コラムに関するご質問やご要望等ございましたら、ページ下部のWEBマガジンお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。

ページトップへ戻る