世界最速級、超高速赤外線カメラ FAST M3k

驚異のQVGAで3100Hz赤外事象計測 Windowing(64×4)により、100,000Hzの計測も可能!
テロップス社が提案するFAST-IRシリーズのFAST M3kは、従来の超高速赤外線カメラであるFAST M2k(FAST-IR 2K)の1900Hz(320×256ピクセル:QVGA)を更に超える、世界最速級QVGAでの3100Hzを持つ高速赤外線カメラです。
弾道衝撃、銃口の閃光解析、非破壊検査や破壊力学を含む燃焼事象の解析などのようなすべてのタイプの力学現象の解析に最適です。
堅牢型筐体はIP67に対応しており、従来の研究室などの屋内でしか実施できなかった事象観測だけでなく、屋外の過酷な環境における観測を可能にします。また、NDフィルタ、マルチスペクトルフィルタ、偏光フィルタのオプション(4枚フィルタホイール搭載)にも対応しております。
特長・機能
- 付属機能
- IP67規格対応の堅牢型筐体
- リアルタイムデータ出力 : RAW、NUC、温度、放射温度
- カメラ用インターフェイス : GigE, Camera Link™, RS232, HD-SDI
- カメラ内部録画機能 : 16GBメモリにより、25秒以上@320×256の記録可能
- リアルタイム処理機能(RTP-NUC)
- リアルタイム温度キャリブレーション機能(RTTC)
- リアルタイム輝度キャリブレーション機能(RTRC)
- 自動露光機能(AEC)
- 広範囲な温度測定を一度に行うためのEHDRI機能
- カメラ仕様(FAST M3k)
- 検出器仕様
・検出器タイプ: InSb
・波長帯域: 3μm~5.4μm
・解像度: 320×256ピクセル
・検出器ピッチ: 30μm
・アパチャーサイズ: F/2.5
・Well Depth: 3.4Me-(150ke-対応可能:追加キャリブレーション必要)
・センサ冷却: 回転型スターリング(クローズドサイクル)
- 検出器仕様
- 一般仕様
- フィルタホイール(静止状態): 3100Hz@320×256(100000Hz@64×4)
- 測定シーン温度範囲:0℃~150℃、最大600℃(オプション)、最大1500℃(オプション)、最大2500℃(オプション)
- 測定確度: 1Kまたは1%(℃)
- NETD代表値: 25mK
- 電気特性
- 露光時間: フルフレームレートで1μs
- ウィンドウイング機能: 有り
- ダイナミックレンジ: 16ビット
豊富なレンズのバリエーション
アプリケーション
カタログ・資料
イメージギャラリー
高速熱画像-燃焼・点火イメージ
点火における噴射された燃料の検出
(左上から右下の経時変化)
点火が達成された定常状態の画像
点火が過渡状態の画像
(左上から右下の経時変化
約100ミリ秒 9分割)
高速熱画像-爆発事象イメージ
段階的な爆発
(左上から右下の経時変化
コマ間666マイクロ秒)
流れ方向と速度の解析
膨張性期待の速度と方向
高速赤外線カメラとは
高速赤外線カメラとは、対象物の赤外線放射量を可視化した上で、高速撮影できるカメラのことです。赤外線ハイスピードカメラと呼ばれることもあります。
赤外線はすべての物質から放たれており、その量は絶対零度でもっとも低く温度が高いほど多いです。この仕組を利用して対象物の温度を測定しています。また、高速撮影できることから、動いている対象物の温度変化を記録可能です。1秒間に数千コマ程度の速度で撮影できるため、ほんの一瞬の温度変化も見逃しません。
高速赤外線カメラは医療用や工業用など用途が幅広いです。例えば工業用では、車が走行するときにタイヤの表面にかかる荷重を調べるのに使われています。路面に触れている部分を直接見ることはできませんが、高速赤外線カメラなら摩擦による温度変化を把握可能です。
他に建物のタイルや外壁などを調査するときにも使われています。非破壊検査と呼ばれるもので、内部の空気層の温度変化を調べることで、タイル浮きなどを判別可能です。
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