RF直交復調レシーバIC CMX992

CMLマイクロサーキット社製CMX992は広帯域周波数(100MHz~1GHz)対応による高機能1チップRFレシーバで、I/Qアーキテクチャによる単一のデザインにより多数の変調方式とバンド幅をサポートすることが可能です。 RF 1stミキサ、受信復調器、IF用PLL、IF用VCOサブシステムを内蔵し、レシーバを構成するのに必要な外部回路を最小限にすることが可能です。
受信経路中のRx 1stミキサは2種類の外部1st IFフィルタをサポートするために2系統出力を有し、後段のVGA、2:1インプットMUX、入力信号レベル測定機能によりAGC相当のゲインコントロールが可能です。 IF信号出力はゼロIF I/Q出力か低IF(450kHz/455kHz等)出力、差動/シングルエンドを選択することができ、内部差動アンプは柔軟な信号調整に使用することも可能です。
高性能なRFとIFの中核機能を集積し、マルチモードアナログ/デジタル無線機端末を含めナローバンドからワイドバンドの広範囲な無線アプリケーションで使用でき、電源電圧単一3.3V、動作温度範囲-40℃~+85℃、48パッド7mm×7mmの小サイズQFNパッケージに供給されます。
CMX992はTETRAのような高線形性が必要とされ、同社CMX998カーテシアンフィードバックループトランスミッタICのCMX998を使用するアプリケーションの受信側として最適なICです。
特長・機能
- 広帯域周波数(100MHz~1GHz)対応による高機能1チップRFレシーバ
- 受信部
- RFミキサ 2系統出力選択
- 1st IF入力 2系統入力選択
- 1st IF可変利得アンプ(VGA)
- 1st IF信号レベル出力(SLI:Signal Level Indicator)
- 2モード復調 (ゼロIF I/Qディファレンシャル出力、低IF(450kHz/455kHz等)出力
- IF部IF LOシンセサイザ内蔵
- IF VCO負抵抗アンプ内蔵
- 3.3V低電力動作
- 小パッケージ 48パット VQFNパッケージ 7mm×7mm
CMX992内部ブロック図
アプリケーション
- アナログ/デジタルマルチモード無線機
- ソフトウエア無線機
- 無線テレメトリー機器
- TETRA無線機器
- APCO P25: Phase1・Phase 2 TDMA無線機器
- AIS(船舶自動識別装置)トランスポンダ
- WiMAX機器、衛星通信機器
CMX992システム概略図
CMX992デジタル無線機概略ブロック図
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