4値FSKモデム機能搭載無線機用プロセッサIC CMX7031/CMX7041

CMX7031/CMX7041は様々な無線通信機市場に向けた無線機用プロセッサICで、その機能は同社独自のFirmASIC™技術を用いた Function Image™(以下、F.I)により構築されます。このF.Iは各Versionにより様々な機能を構築することが可能で、今回同社より4値FSKモデム機能をサポートしたF.I 2.0(β Ver.)がリリースされました。
F.Iファイルは同社より無償で提供され、外部EEPROMまたはホストuCに保存されたF.IファイルはC-BUSインターフェースを経由し、初期化や起動時毎にアップロードすることにより機能を構成します。また、今後新たにリリースされるF.Iを更新することにより機能/特徴を製品化後にもグレードアップすることも可能です。 F.I 2.0はデジタルPMR/LMR市場に向けたHalf-Duplex通信4値FSKモデム機能をサポートしており、ホストuCや他の無線通信モジュールを統合することにより、ETS 102 490やEN 301 166/EN 300 113準拠の無線通信要求を満たす無線通信システムを提供します。
CMX7041はCMX7031と同機能を構成致しますが、RFシンセサイザ(2個)は搭載しておらず、更に小型パッケージとなります。
デバイス内部機能として、4つのインプットチャンネルに接続可能な2系統の補助ADCと4系統の補助DACを内蔵。最初のDACには、送信出力のランピングを促進する為にRAMDACオプション機能を付属します。また、順応性のある省電力モードにも対応致します。 パッケージは、LQFPパッケージとVQFNパッケージにて提供致します。
特長・機能
- 4値FSK変調モデム機能
- 自動フレーム同調信号検出機能
- プリアンブル/フレーム同調信号自動書き込み
- 補助ADC:2系統、補助DAC:4系統内蔵
- アナログ入力端子(マイクロフォン、ディスクリミネータ):3系統内蔵
- ホストuC間C-BUSシリアルインターフェース接続
- RFシンセサイザ(Integer Nタイプ):2個内蔵 (CMX7031のみ)
- 通信速度:4,800bps対応 (Channel Space 12.5kHz時のみ9,600bps対応)
- Rawデータモード対応
- 補助システムクロックアウトプット内蔵
- 2ポイント変調・I/Q変調方式対応Txアウトプット内蔵
- パッケージタイプ(各2種)
- CMX7031:10mm角L9(64ピンLQFPパッケージ)、9mm角Q1(64パットVQFNパッケージ)
- CMX7041:7mm角L4(48ピンLQFPパッケージ)、7mm角Q3(48パットVQFNパッケージ)
- 低消費電力動作(3.0V~3.6V)
- パワーセーブモード対応
- 軟判定(Soft Decision)復号方式 (ボコーダ使用時オプション)
システム構成図
CMX7031/CMX7041ブロック図
アプリケーション
- 無線データ通信端末
- テレメータシステム
- データ蓄積システム
- 基幹通信チャンネルデータ
- GPSデータ送受信システム
- デジタル無線機器
カタログ・資料
この製品についてのお問い合わせはこちら
ご覧いただいている製品の仕様にご不明点がある方は、お気軽にお問い合わせください。
当社スタッフが必要な条件・用途をお伺いした上で、最適な製品をご提案いたします。
電子機器・装備営業部(電子デバイスチーム)
- 東京
-
- Tel. 03-5427-7564
- 大阪
-
- Tel. 06-6532-1012
※お電話の受付時間:平日の(土日祝を除く)9:00~18:00
お問い合わせはフォームでも受け付けをしております。