公益財団法人神戸医療産業都市推進機構と、超解像顕微鏡関連技術の標準化に向けて共同研究契約を締結
コーンズ テクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役/CEO テクノロジーカンパニー 山口 雅彦)は、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 (所在地:神戸市、 理事長:本庶 佑、以下「神戸医療産業都市推進機構」)と、「超解像顕微鏡及び超解像顕微鏡関連技術の標準化」 に関する共同研究を開始したことをお知らせします。
共同研究の背景と目的
近年開発された超解像顕微鏡は、 従来の光学顕微鏡が持つ回折限界を超えた解像度を持ち、 生命システムの未知領域の解明が期待されています。
しかし、 この超解像顕微鏡の評品の調整方法と測定方法は標準化されてない ため、 特別な知見を有している研究者での使用に留まり広い活用が進んで おりません。
本共同研究では各種標品の超微細構造および機能解析を行い、 細胞を生きたまま電子顕微鏡に匹敵する解像度で観察する超解像顕 微鏡関連技術の標準化を図ることで、生命システムの解析をさらに推進させ、 革新的な創薬へつながる基礎研究の飛躍的発展を目指します。
神戸医療産業都市推進機構は、本共同研究の推進のために日本で初め て導入された アベリアインスツルメンツ社製 ライブセル超解像顕微鏡 Expert Line STED及び施設・設備を提供、当社は、蛍光試薬サンプル及び超解像イメージングソリューションのノウハウを提供します。
本共同研究に基づき、ライブイメージング等を行う研究者を対象に、2019年1月4日より当社においてサンプルの募集を開始 いたします。
アベリアインスツルメンツ社について
アベリアインスツルメンツ(Abberior Instruments)社は、2014 年ノーベル化学賞を共同受賞したステファン・W・ ヘル博士らによって、ドイツ ゲッティンゲンのマックスプランク研究所とハイデルベルクのドイ ツ癌研究所からスピンオフし、2012 年に設立されました。
革新的な光学技術をもとに、全世界へSTED超解像顕微鏡をはじめ としたイメージング機器、 試薬を含んだ超解像イメージングソリューションを導入しています 。
ライブ超解像顕微鏡 Expert Line STED
ライブセル超解像イメージングのために開発された、
ExpertLineSTED顕微鏡にて撮影した、マウス初期培
画像提供︓川辺 浩志 博⼠(神⼾医療産業都市推進機構)


アベリアインスツルメンツ社 製品紹介ページ
当社取扱のアベリアインスツルメンツ社製品については、
https://www.cornestech.co.jp/tech/products/maker/abberior-instruments/
本件に関するお問い合わせ先
電子機器・装備営業部(バイオチーム)
- 03-5427-7564
- Email: ctl-bio@cornes.jp