事例集

CASE

赤外線カメラ「アルゴス4」の導入事例:全国の消防本部で採用

赤外線カメラ「アルゴス4」の導入事例:全国の消防本部で採用

世界各国の救命救助関連機関で採用 高性能赤外線カメラ

「アルゴス4」は火災現場で使用するために開発された赤外線カメラです。e2v社が世界で初めて赤外線カメラを開発してから30年の年月を経て完成させた最新の「アルゴス4」は、世界各国のアルゴスユーザーからのフィードバックをもとに機能・形状が進化しています。人間工学に基づく洗練されたボディと卓越した機能は他の追随を許しません。

最大の特長は、-40℃~1000℃までの幅広い温度範囲に対応でき、対象物や現場環境の熱量に応じて、高感度モード(-40℃~150℃)、低感度モード(150℃~400℃)、広域低感度モード(400℃~1000℃)といった3つの感度モードの切換えを自動で行えることです。この感度モード切換え機能により、温度が急激に変化する環境においても最適な映像を映し出すことが可能です。他社製品においては、2つの感度モードが一般的であり、温度範囲は600℃前後と限定され、火災現場での高温環境下では十分な能力を発揮することができません。「アルゴス4」の場合、広域低感度モード(400℃~1000℃)が搭載され、業界初の-40℃~1000℃までの広い温度範囲に対応できます。また、e2v社の最新ソフトウェアにより、区切られた温度範囲においても、800℃を超える対象物の横あるいは前にいる30℃~40℃の要救助者を区別できます。そのため、過酷な現場環境でも高温な炎と人を区別でき、必要な映像を瞬時に映し出せることが「アルゴス4」の大きな強みとなります。

阪神淡路大震災の人命救助・探索で実力を発揮

アルゴスシリーズが日本全国の消防本部で採用され、災害救助用赤外線カメラとして国内トップシェアを獲得するに至った背景には、1995年の阪神淡路大震災において、その能力が広く認められことがあげられます。その後、当時の自治省(現総務省)より高度消防救助資機材としての認定を受けたアルゴスシリーズは、現在までに火災現場のナビゲーターとして活躍しています。

視界ゼロの煙・暗闇でも識別可能、残り火も発見

「アルゴス4」は、煙や暗闇の中でも人や物体から発する赤外線を検知して識別できます。これまでは火災現場での火元や要救助者の探索を肉眼で行っていたため、煙が充満した視界ゼロの環境下での捜索は非常に困難でした。「アルゴス4」により火元や要救助者の早期探索が可能となり、作業効率と安全性が大幅に向上したとご報告いただいています。 また、消火活動後の肉眼での残火処理作業においては、発見できなかった残り火が再燃し、二次火災を引き起こすケースがありました。「アルゴス4」は、周辺の環境温度表示に加え、ターゲットのスポット温度表示により、現場の環境状態を常に把握することが可能です。そのため、壁の内側や天井などの隠れた火元の発見でき、高温箇所をカラー表示することにより僅かな残り火を見落としなく効率良く処理できる、と評価をいただいています

消防隊員の安全確保に活躍

「アルゴス4」は、時には消防隊員の命も奪いかねない火災現場の危険をいち早く察知することが可能です。例えば、火災現場に燃料タンクや高圧ガス容器が設置されている場合は爆発の危険性がありますが、「アルゴス4」により、隊員が安全に処理できる温度に冷えているかどうかを確認できます。 さらに、フラッシュオーバーに対しても力を発揮します。フラッシュオーバーとは、室内において火災による熱で可燃物が熱分解し、引火性ガスが充満して爆発的に延焼する非常に危険な火災現象です。「アルゴス4」は熱をもった引火性ガスを検知でき、天井付近の引火性ガスを確認することで、フラッシュオーバーの予兆を発見できます。また、入室前にドアの温度を確認することで、室内の状況を判断でき、バックドラフトや高温な燃焼ガス流出の危険性を予測できます。このように「アルゴス4」は、消防隊員の身の安全を守る製品としても活躍しています。

お客様へのメッセージ

e2v社は1970年代に世界で初めて携帯型の赤外線カメラを開発したメーカーです。アルゴスシリーズは世界で16,000台以上、国内においては770台以上の納入実績があります。長年の経験と確かな技術力に裏打ちされた「アルゴス4」は、世界中のお客様からご満足いただいています。当社は日本全国の販売代理店と協力して、ご検討段階からアフターフォローまでできめ細かくサポートいたします。製品に関するご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

[2010年9月1日 掲載]

赤外線カメラ「アルゴス4」

今までの実績と経験を集約した最新型赤外線カメラ
e2vテクノロジーズ社は、消防救助用熱画像直視装置(赤外線カメラ)のパイオニアとして、長年にわたり消防救助活動技術向上に貢献してきました。これまで培ってきたセンサー技術を集約したアルゴス4は、アルゴス・シリーズ4世代目となる最新モデルで、連続4時間の操作が可能です。「アルゴス4-320」は新型標準モデルで、画質が向上し、2倍ズーム機能、温度表示機能、100枚の静止画撮影機能を標準装備しています。また、「アルゴス4-HR320」は4倍ズーム機能他、高機能を搭載しています。煙中・夜間の人命探索、残火処理、火災現場での人命救助などで能力を発揮し、近年では、セキュリティ分野においても活躍の場を広げています。
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